2025年記事一覧
福山中古マンションウォッチ(2025年1月)
こんにちは。
宅建マイスターの杉野です。
2024年12月の福山市内中古マンションの流通速報値を公開いたします。
2025年1月6日時点の中古マンション市場動向(築5年毎)
2024年12月の福山市内の中古マンション市場は、築5年未満の築浅マンションにおいて2024年最高値となりました。
前月比+7.6%の大きな伸び率となっており、高額物件の登場が市場に大きく影響を与えています。
年代 | 在庫日数 | 平均価格 | 70㎡換算 |
全体平均 | 255.87 | 2385.54 | 2300.21 |
5年未満 | 192.19 | 4729.52 | 4548.99 |
5~10年未満 | 282.38 | 2905.00 | 2781.55 |
10~15年未満 | 186.60 | 3372.80 | 2942.38 |
15~20年未満 | 253.06 | 2911.88 | 2224.85 |
20~25年未満 | 211.93 | 2312.86 | 2153.61 |
25~30年未満 | 361.20 | 2119.80 | 1999.27 |
30~35年未満 | 269.60 | 1300.49 | 1519.30 |
35~40年未満 | 273.44 | 954.44 | 1303.24 |
40年以上 | 327.36 | 827.27 | 943.36 |
全体平均価格(70㎡換算)【1月~12月】
12月の全体平均価格(70㎡換算)は、前月比プラス2.4%の2300万円となりました。
9月から4カ月連続で増額し、2024年での最高値で終わりました。
在庫日数は11月に一度短縮しましたが、微増の256日となっています。
1月から比較すると、価格は+125.5%、在庫日数は+123.7%と大きく上昇しています。
在庫日数 | 平均価格 |
70㎡ 換算 |
|
1月 | 207 | 1897 | 1832 |
2月 | 218 | 1836 | 1814 |
3月 | 221 | 1796 | 1779 |
4月 | 222 | 1816 | 1807 |
5月 | 215 | 1907 |
1863 |
6月 | 219 | 2083 |
1988 |
7月 | 235 | 2183 |
2084 |
8月 | 241 | 2042 |
2007 |
9月 | 251 | 2118 |
2061 |
10月 | 261 | 2223 |
2168 |
11月 | 250 | 2286 |
2259 |
12月 | 256 | 2386 |
2300 |
新規流通件数と掲載終了件数
12月の全体流通件数は134件で微減となりました。
新規流通件数が21件と持ち直しましたが、掲載終了件数が大きく増え、全体流通件数の減少トレンドは継続しています。
流通 件数 |
掲載 終了 |
新規 | |
1月 | 141 | 17 | 18 |
2月 | 138 | 18 | 14 |
3月 | 128 | 30 | 21 |
4月 | 132 | 17 | 17 |
5月 | 138 | 24 | 31 |
6月 | 147 | 19 | 29 |
7月 | 147 | 25 | 23 |
8月 | 147 | 19 | 17 |
9月 | 140 | 26 | 18 |
10月 | 140 | 19 | 17 |
11月 | 136 | 20 | 16 |
12月 | 134 | 26 | 21 |
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2024年の中古マンションの動向は、6月頃から明らかに売出価格が上昇してきました。
価格に大きな影響を与えたのが、福山駅前に竣工した「アルファゲートタワー福山駅前」の再販物件です。
また、昨今の新築マンション価格上昇も中古マンション価格に影響を与えていると考えられます。
前回のブログにも書きましたが、売出価格と成約価格の乖離が進行している状況です。
成約相場を逸脱した価格が目立ち始めたのが、2024年中期から後期にかけての特徴と言えるでしょう。
引き続き、中古マンションの動向にしっかり注目していきたいと思います。
不動産売却に関する疑問点やご不安なことがございましたら、ぜひ一度、下記相談フォームからお問い合わせください。
お客様のご期待に応えるべく、不動産売却のコンシェルジュ杉野が、人間愛をもってお手伝いさせていただきます。
皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。
売却のご用命、査定のご相談、各種お問い合わせはこちらからどうぞ。
2024年・福山市不動産市況(中古マンション)
こんにちは。
宅建マイスターの杉野です。
有難いことに昨年末から不動産の売却相談が非常に多く、新年からバタバタとしておりました。
本来はもう少し早く更新をしたかったのですが、今回は2024年の中古マンション市場についてまとめましたのでご覧ください。
市場への供給は減少傾向、しかし成約件数は増加
2024年に新しく市場に売りに出された中古マンションは246件で、前年(276件)より減少しました。
過去6年間の推移をみると、2019年から一貫して増加傾向にありましたが、2024年は減少に転じています。
※2019年は推計
一方、成約件数は86件と、前年(82件)より増加しました。
成約件数は継続して増加傾向にあり、市場の活況がうかがえます。
※西日本不動産流通機構に成約登録されている不動産情報のみの集計のため、実際の数値はこれよりも多いです。
平均成約価格は微増、しかし売出価格との乖離が拡大
2024年の平均成約価格は1891.0万円と、前年(1875.9万円)より微増でした。
しかし、売出価格と成約価格の推移を3カ月毎の平均でみると、2024年4月~6月期から売出価格の急上昇が進んでおり、成約価格との乖離が進展しています。
これは、高く売りたい売主の希望と、実際に売れる相場との間に大きな乖離が生じていることを示唆しています。
需要と供給のバランスが崩れかけている状況であるとも言えます。
現在の状況が継続すると、市場にマイナスの影響を与える可能性があります。
2025年の売却戦略に向けて
2024年の市場動向を踏まえ、売却計画を立てる際には以下の点にご留意ください。
1.相場をしっかりと把握する:
売出価格を決定する際は、最新の市場動向や周辺の成約事例を参考に、相場をしっかりと把握することが重要です。
近隣の類似マンションで広告に出されている価格のみで判断することが無いようにしましょう。
2.売却時期を検討する:
需要と供給のバランスを考慮し、売却に適した時期を見極める必要があります。
売れるまで粘り続けるというのは賢い売却戦略とは言い難いです。
3.物件の魅力をアピールする:
購入希望者に物件の魅力を効果的に伝えるために、リフォームやホームステージングなどを検討するのも有効です。
まとめ
2024年の中古マンション市場は、供給減少と成約増加という相反する動きが見られました。
平均成約価格は微増となりましたが、直近で売出価格と成約価格の乖離が拡大している点は注意が必要です。
今後の市場動向を注視し、適切な売却戦略を立てることが重要です。
当社ではそのお手伝いが可能ですので、マンションの売却をご検討されている方はぜひお問い合わせください。
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不動産売却に関する疑問点やご不安なことがございましたら、ぜひ一度、下記相談フォームからお問い合わせください。
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