流通件数が回復し始めた、中古戸建市場
こんにちは。
不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。
ハロウィンが過ぎると、世間は一挙にクリスマスモードに入りますね。
CMやYoutube広告にはクリスマス関連商材の広告が流れ始め、11月1日というのに、クリスマスが目の前にあるかのような感覚です。
街を出歩いてみても、この2年間の自粛ムードを取っ払うかのごとく、今年は多くのイベントで行動制限が大幅に緩和、もしくは無くなり、賑わいが戻ってきたなという実感が湧いてきます。
一歩ずつですが、コロナ禍前の状況に近づいているようですね。
ところで、福山市内の不動産市況についても、流通件数の点で、日常が戻りつつある兆しを見て取ることができます。
こちらのグラフをご覧いただきたいのですが、これは四半期毎に新規で流通する(売り出しされる)中古戸建の件数を、推移がわかるように視覚化したものとなります。
2021年7-9月期の108件を底とする大きな谷のような落ち込みがみられますが、ここ数カ月で2019年並みに回復していることが良くわかります。
この大きな落ち込みは、コロナ禍による緊急事態宣言が大きく関わっていると思われます。
次の図では、広島県内で緊急事態宣言が発出されている時期を、重ねてみましょう。
赤枠で囲まれた期間が、第1回目から第3回目までの広島県内における緊急事態宣言期間中となります。
『広島県内における緊急事態宣言発出状況』
第1回目:2020年4月16日~5月14日
第2回目:2021年5月16日~6月20日
第3回目:2021年8月27日~9月30日
※広島県ホームページ及びNHKホームページを基に作成
緊急事態宣言中や宣言後では、不動産新規流通件数が大幅に落ち込んでいます。
通常、不動産の販売にあたって、まずは自宅や不動産現地にて査定を行い、その後、売り出し開始を行います。
ところが、緊急事態宣言中は自宅に居て外出を控える人や、自宅への来客を少なくする方が増えました。
結果的に、不動産の査定件数が減り、流通件数の減少につながったのではないかと考えています。
私も、緊急事態宣言中にはなかなかお客様のご自宅に伺えなかったり、お客様自身も外出を控えられたりすることが多かったように記憶しています。
その緊急事態宣言も、県内で最後に発出されてから1年以上経過しました。
世間では各地のイベントで行動制限が無くなり、海外からの旅行者も次第に増え、人通りが増えてきつつあります。
まだまだ感染症対策は必要ではありますが、3年前の日常に少しずつ戻ってきているというのが、不動産市況にも表れているのではないかと思います。
購入をご検討される方にとっては、これから供給量が増えていくため、物件を選べる有利な状況が発生するでしょう。
一方で、売り手にとっては、市場の供給量が増えることで競争が強まり、より売却力の高い不動産から選ばれるようになっていきます。
どこで売るか。
いくらで売るか。
どのように売るか。
売却をご検討される方は、しっかりと考えて行動する時期だと言えますね。
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