物件撮影の心構え~準備編~
こんにちは。
不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。
ここ数日曇りがちだった天候ですが、週初めの月曜日は良く晴れましたので、このタイミングを逃さず物件
(一戸建て)の撮影へと行ってきました。
住宅メーカーや、一部工務店さんは広告のためにプロのカメラマンを雇ったり、広告会社に依頼したり
している所もありますが、不動産会社の多くが、営業担当者個人、もしくは、会社内のスタッフで
物件の現場撮影に行きます。
例にもれず当社もそうで、私が直接足を運んで撮影してきます。
このことをお客様にお話しすると驚いた顔をされる方も中にはいらっしゃいますね。
専門会社に依頼すると場合によっては1件で撮影料数万円(!)ということもあり、よほどのことが
ない限りは自分たちで済ませることがほとんどです。
そのため、不動産会社(営業担当者)によって、写真のクオリティに驚くほどの差が出てしまっている
のが現実です。
そこで今回は、当社が行っている撮影のポイントを、ご紹介をさせていただきます。
今回はその第1回「準備編」ということで、撮影に先だってどうのような準備をしているかを挙げてみました。
準備その①「機材の手入れ」
当社では物件撮影のためにSONYのミラーレスカメラを使用しております。
ちょっと型が古く細かいことができないので不便なこともありますが、まだまだ現役ですし、何よりもスマホとは
写真の表現力が雲泥の差です。(解像度だとかの専門的な説明は割愛します。)
こちらが撮影に使う用具の一式です。
やはり物件の魅力を引き出すカメラですから、この本体のメンテナンスが大切です。
こちらのカメラはレンズが簡単に交換できるのが売りなのですが、その構造上、本体内部に
ゴミがよく入り込みます。
どうやら着脱するときに隙間から入り込んでしまうようですね。
本体内部には画像を取り込む、人でいえば網膜の役割をする大きなセンサーがあり、これにゴミが付着すると
写真に黒い点々が映り込んでしまいます。
私が撮影した画像をわざと加工しているため、ちょっとおかしいですが、こんなイメージです。
せっかくきれいに写したのに、ゴミまで写り込んでいると非常に気分が下がります。
このようなゴミの映り込みをなくすために、時々カメラ専門店に持ち込んでセンサークリーニングを
お願いしています。
カメラのキタムラで3,300円(税込)ですよ。(令和4年8月現在)
プロ野球選手が道具を大切に扱うように、私も相棒のこのカメラはきちんとメンテナンスをして、
最高の仕事ができるように準備をしています。
しかし、最近はこの費用もばかにならないなと思いますので、そろそろ自前で、
ある程度クリーニングできるようになりたいですね・・・
準備その②「天候選び」
この、天候選びが非常に重要なポイント!です。
せっかくの撮影を行うのなら、晴天で、くっきり影ができるほど日がさしている日を選びたいと思います。
暗くどんよりとした曇りの日であったり、もしくは夕方の日が落ちてしまったりしたときの写真は、
人の目を引く力が少ないでしょう。
こちらの住宅を見ていただければ、その違いが一目瞭然かと思います。
左の曇っている(ほどではないですが、ちょっと暗めな)住宅と、右の、日が差している写真、
比べてみた時には断然!右側のほうがきれいで美しく見えますよね。
写真撮影の時にはまず「天候」を確認すること。
そしてできれば、晴れた日を選ぶこと。
これがとても大切です。
七五三の時にお子様の晴れ姿を撮影するときには当然、晴れた日が良いに決まっています。
それと基本的には同じだと、私は思っています。
準備その③「現場の掃除」
さて、撮影現場にやってきましたので、ではいきなり撮影!ということはありません。
皆様も自分自身が写真撮影をされる時には身なりを整えたり、お化粧し直したりするご経験はあるかと
思いますが、不動産にも同じことが言えます。
まずは現場を一通り確認をするのですが、空き家であれば雨漏りをしていないかとか、空き巣なんて
想像したくありませんが、何か不測の事態が起きていないかを見て回ります。
また、各部屋を見回りながらカーテンを開けて、窓も開放し、空気の入れ替えを行います。
特に、暑い夏場ではこの換気が重要です。
なぜなら撮影者である私自身が熱中症にならないためでもありますし、せっかくなら良い「気」を
取り込んでから撮影に臨みたいという気持ちもあります。
そして大切なのが、やはり不動産のお化粧である掃除や草抜きです。
どれほど素敵な土地や住宅であったとしても、草が延び放題で写っていてはちょっと残念ですし、万が一写真に
Gの残物が映り込んでいては、もはや見るに堪えないでしょう。
できる範囲にはなりますが、時間の許す限りは草むしりや掃除をして、言い換えれば
不動産のお化粧をしてから撮影を行います。
作業をしていれば汗をかいたり汚れたりするので、極力作業着か、Tシャツが良いなと思います。
以上、ここまでは撮影前の準備編で、3つ、重要ポイントをご紹介させていただきました。
仕事は準備・段取りが9割だとか言いますが、物件の撮影にも細かい準備が大切です。
別の機会では、実際の撮影の様子や、撮影時の注意点などをご紹介できればと思います。
不動産の売却相談はいつでも無料で承っております。
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