2024年・福山市基準地価
こんにちは。
宅建マイスターの杉野です。
2024年9月17日、令和6年度の基準地価が国土交通省より発表されました。
今年度調査では地方圏(地方4大都市を除く)での地価上昇率が全用途平均で32年ぶりのプラスとなり、地価上昇が地方圏にも波及しているとのことです。※
※出典:日本経済新聞 2024年9月18日付
本稿では基準地価の福山市版をまとめてみましたので、次からご覧ください。
福山市の用途別基準地価
調査結果は用途別に「住宅地」「宅地見込地」「商業地」「工業地」「林地」の5種類に分けられますが、福山市には「林地」の調査地点がないため、前記4種類が該当します。
以下、表にまとめたものとなります。
住宅地 | 宅地見込地 | 商業地 | 工業地 | 合計 | |
調査地点 |
40 |
1 |
17 |
4 |
62 |
平均価格 (/㎡) |
46,200円 (45,300円) |
14,300円 (14,500円) |
128,800円 (122,500円) |
44,000円 (43,100円) |
68,200円 (65,800円) |
前年増減率 |
+1.0% (+0.4%) |
-1.4% (-1.4%) |
+4.7% (+3.5%) |
+2.0% (+1.7%) |
+2.0% (+1.3%) |
出典:広島県ホームページ『令和6年広島県地価調査の結果について』より作成
※(括弧)内数字は前年度調査
今年度調査では全調査地点62地点の内、前年から横ばいかプラスだった地点を数えると49地点となりました。
前年度調査(46地点)よりも3地点増えており、福山市内で広く地価の上昇が見られます。
全体平均では+2.0%のプラスとなり、地価上昇がさらに進んでいる状況です。
「住宅地」+1.0%の上昇
福山市では「住宅地」の総地点40地点の内29地点が、前年から変動無しか、プラスでした。
前年より1%以上プラスに変動した地点は20地点を数え、基準値の半数地点で地価が大きく上昇しています。
変動率が高い順番に、上位10地点を表にしました。
調査地点 |
価格 |
対前年 増減率 |
多治米町四丁目 |
90,800円/㎡ |
4.4% (3.8%) |
西新涯町二丁目 |
80,400円/㎡ |
4.0% (3.8%) |
草戸町四丁目 |
88,200円/㎡ |
4.0% (3.7%) |
北吉津町三丁目 |
92,500円/㎡ |
3.9% (3.2%) |
東深津町三丁目 |
87,500円/㎡ |
3.9% (2.8%) |
松永町三丁目 |
69,400円/㎡ |
3.9% (3.1%) |
木之庄町一丁目 |
91,300円/㎡ |
3.8% (3.5%) |
西深津町四丁目 |
80,700円/㎡ |
3.5% (2.1%) |
春日町六丁目 |
78,500円/㎡ |
3.2% (2.0%) |
手城町三丁目 |
78,300円/㎡ |
2.9% (2.0%) |
※(括弧)内数字は前年度調査
地点によっては4.0%を超えるような上昇率をみせた地点もありました。
「住宅地」の平均変動率は前年+1.0%となり、地価上昇率が高まってきています。
南部地域における地価上昇率が高いことは、昨年と同様です。
地価の上昇は不動産査定額に大きな影響を与えます。
前年から上昇率が大きくなり、不動産を売りたい方には有利な状況となっています。
一方で、中古マンション市場では売出価格が急上昇している物件も目立ち、市場全体が落ち着いているとは言えない状況です。
不動産売却は人生の中でも大きな決断の一つですから、現状を冷静に判断して、慎重に計画をしていきましょう。
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