物件撮影の心構え~撮影編~
こんにちは。
不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。
前回、『物件撮影の心構え~準備編~』ということで、物件撮影に至るまでの準備について簡単にご紹介をさせていただきました。
物件を撮影する前には人を撮影するのと同じで、(不動産の)お化粧が必要ですよ、というお話です。
不動産の写真はまずお客様の目にアピールされる大切な情報なので、ここを妥協しているとそもそもお問い合わせの獲得に繋がらず、みすみす売却機会を逃してしまいかねない、非常に大切なものです。
今回は実際の撮影の方法について、当社で良く行っている方法を皆様にご覧いただきたいと思います。
撮影その①「水平・室内の真ん中」
まずは基本動作というところで、被写体を水平に撮影をする、というところです。
え、そんなこと当たり前じゃないか、と思われる読者の方が多いかと思われますが、不動産の写真は斜めに撮影された写真が意外に多いのです。
(詳細はこちらをご覧ください)
スマホやデジカメで撮影する場合、このように縦横の三本線を表示することが可能です。
この線を目安に、壁や天井、柱で水平をとり、きれいでまっすぐな写真を撮影することが可能となります。
もう一つのポイントとして、撮影カメラを、おおよそ床と天井の真ん中で撮影する、ということです。
室内をより広く感じられる効果があるため、目測ですが、床から1.1~1.2Mの位置にカメラを構えています。
撮影その②「三脚を使用」
鏡のある洗面室や浴室では、こちらの写真のように、カメラ用の三脚を使用します。
理由はただ一つ、撮影者(自分)を鏡に映り込ませないため、です。
不動産写真は当然、お部屋やその設備が主役ですから、わき役であるカメラマンが写り込まないことが大前提です。
三脚を使用して正面から撮影をした方が、室内の様子がよりよくわかりますし、何よりも見た目がスッキリするため、私は好んでよく使います。
撮影その③「ベランダ(バルコニー)から室内撮影」
これはぜひ、皆様にも知っていただきたい撮影方法です。
特にマンションでは大変有効ですし、すぐに取り組めるような内容です。
それは、ベランダ(バルコニー)に出て、バルコニーから室内を撮影する方法です。
この撮影の良いことは、太陽を背にするため、逆光になりやすい室内を明るく撮影ができるという点、そして、室内をさらに広く感じさせる効果があるという点です。
下の写真のように、室内から室内を撮影をする方法よりも、広々とした空間を撮影することができます。
<室内から室内を撮影>
<バルコニーから室内を撮影>
広いリビングが、より一層広く感じられることが、比較するとよくわかっていただけると思います。
この記事のまとめ
以上、誰でも簡単にできる撮影のポイント3つをご紹介させていただきました。
記事を執筆しながら思いましたが、物件の魅力を引き出す写真を撮影するには、やはり、不動産に対する愛が必要であるということです。
私が現場で撮影する時間はおおよそ1時間、枚数にして300~400枚の写真を撮影するのですが、あっという間に時間は過ぎていきます。
「この住宅はこのような方に購入していただけたらいいな」、「このマンションはこんな使い方が良いな」と、次に住む方を想像しながら撮影をするのです。
それは想像力であり、そして、不動産愛に繋がっているのだと、私は考えています。
物件撮影シリーズをまとめて読む方はこちらをどうぞ。
もしも現在販売中の物件で、なかなか売れずに困っているということがあれば、原因の一つは写真の写り映えにあるかもしれません。
お悩みがある方は、いつでも当社にお問い合わせください。
他社で売却中の方でも、無料、秘密厳守にて物件売却力の診断をすることが可能です。
皆様からのお問い合わせを、心よりお待ちしております。
不動産売却をお考えの方は、不動産売却のコンシェルジュ、杉野までお問い合わせください。
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