ますます下がる、福山市内中古マンション流通価格
こんにちは。
不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。
10月に入りました。
前回のブログにて、中古マンションの販売動向を取り上げたのですが、2022年7-9月期での動向を見てみようと思います。
(→前回記事はこちら『福山市内の中古マンションは2020年から値下がり傾向』※2022年9月10日投稿)
感想からお伝えすると、中古マンション市況はずいぶん及び腰になってきている、というのが率直な感想です。
こちらの表をご覧ください。
四半期 |
平均価格 (万円) |
面積単価 (万円/㎡) |
2020年 4-6月 |
2,101 | 28.02 |
7-9月 | 2,283 | 29.82 |
10-12月 | 2,141 | 27.83 |
2021年 1-3月 |
2,137 | 28.93 |
4-6月 | 2,000 | 26.12 |
7-9月 | 1,948 | 27.23 |
10-12月 | 2,109 | 27.81 |
2022年 1-3月 |
1,957 | 27.74 |
4-6月 | 1,842 | 25.33 |
7-9月 | 1,570 | 23.23 |
上の表は、福山市内にて、新規で販売開始された中古マンションの価格を、四半期毎に平均化したものとなっております。
※リフォーム済み物件や、収益物件、オーナーチェンジ物件は単純比較できないため、含めていません。
※前回ブログと数字が若干異なるのは、価格変動情報を含めていないためです。
まずやはり目を引くのが、表一番下、2022年7-9月期の平均価格「1,570万円」という値です。
価格が低くなりがちな、1Rマンションや旧耐震マンションが市場に出たという要因はありますが、しかし、従来と比較しても極端な下がり方ではないかと思います。
次に、面積単価にも注目をしてみましょう。
【面積単価】というものはマンションの販売価格を、部屋の専有面積で割ったものです。
例えば販売価格2,280万円で専有面積75.00㎡であれば、面積単価30.40万円/㎡となります。
部屋の広い、狭いに左右されずに客観的に価格比較ができるため、相場感を比較するうえで便利です。
※土地の坪単価と考えると、わかりやすいかと思います。
こちらも2022年7-9月期で落ち込み、23万円/㎡台の数字を出しています。
グラフ化したものが、下図となります。
視覚化すると、流通価格の落ち込みの激しさが改めて浮き彫りとなりました。
コロナ禍前は福山市内の中古マンションは非常な人気ぶりで、価格が高騰する現象も起きていたのですが、ここに来て販売価格の落ち込みが目に見えてはっきりしてきました。
あくまでも平均価格を単純計算して求めたものであるため、福山市内でマンションは高く売れなくなったという結論を出すのは早計ですが、これまでのような強気価格で売りに出せる状況にないことはまず間違いないでしょう。
今後、マンションは高く売れない・・・?いいえ、方法があります。
では今後、福山において中古マンションは高く売れなくなっていくのか・・・というと、私はそうではないと思います。
確かに流通価格は下がってきている印象ですが、その中でも、相場よりも高く売れているマンションが存在することも確かです。
なぜそのようなことが起きるのかと言いますと、それは、私達プロの販売戦略によるところが一番大きいのです。
販売戦略というのは、売り出し価格の設定、想定される販売期間のスケジュール、広告方法、現地案内方法、クロージング等々の、販売にかかわる全ての要素をミックスしたものです。
詳細は改めてブログ化しようと思っておりますが、マンションは売却機を逃すと、販売期間が長期化する傾向にあります。
2022年9月30日時点において、1年以上売れていないマンションは、なんと、全体の1割以上も存在します。(※当社調べ)
マンションが空き室であれば無駄な修繕費や管理費、固定資産税を支払わなくてはならず、売主様の負担が増えるばかりです。
そうならないためにも、マンションの売却は、マンション売買に精通した不動産会社のスタッフへとご相談されるのが一番です。
当社ではマンションをはじめ、不動産売却のノウハウをたくさん積み重ねてきております。
さらには、福山市内の不動産市況を常にデータで追っているため、数字に裏打ちされた客観的な売却方法のご提案が可能です。
売却をお考えの方は、当社の無料査定相談を受けてみてください。今すぐ売らないという方でも歓迎です。
皆様からのお問い合わせを、心よりお待ちしております。
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