簡単セルフホームステージングのすすめ
投稿日:2022.10.09
こんにちは。
不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。
最近は、福山市内でも「ホームステージング」をする住宅が増えてきました。
【ホームステージング】一戸建てやマンションを販売する際に、室内に家具やインテリア、照明を配置することで、写真映えを良くしたり、実際の現地で使用感をイメージしていただいたりして物件をアピールする手段の事。
実際に、何もない空間と、ホームステージング後を比較した画像があるので、ご覧になってみてください。
【ホームステージング前の何もない空間】
【ホームステージング後】
何もない空間を写した写真よりも見ごたえがありますし、ちょっと見てみたいな、というワクワク感が出てきませんか?
しかし、このような本格的な「ホームステージング」は数十万円規模のお金がかかるため、資金力のある企業が行うならまだしも、個人で行うのは現実的に難しいと思います。
そこで今回は、費用を”あまり”かけることなく、簡単に誰でもできる「セルフホームステージング」についてご紹介させていただきます。
1.徹底的に掃除
私のブログで何度か取り上げていますが、物件を販売するということはお客様をお出迎えするということです。
埃ぽかったり、キッチンに油汚れがついていたりすると、お客様に良い印象を抱いていただくことは不可能です。
それに、ピカピカになると、他の場所も美しくしたいと思う効果もあるため、まずは徹底的に掃除をすることを心がけてください。
2.切れている照明の交換
素敵な照明器具を用意する必要はありません。
ただし、切れている照明や明らかに他と比べて暗くなっている照明があれば、それはすぐに交換しましょう。
一番良いのは非常に明るい白色LED照明にすることですが、1台当たりの費用が数千円~一万円かかりますので、蛍光灯の交換だけでも十分です。
お客様は晴れた日中を狙ってやってくるわけではありませんから、曇りの日でも夕方でも夜でも、いつでも見学ができる状態にしておきましょう。
3.新しいスリッパと、ラックの用意
スリッパは不動産屋さんが持ってくると思っていませんか?
基本的にはそうなのですが、私達が持ち運ぶのは携帯しやすい薄めのものがほとんどです。
私がおすすめするのは、少し重くて厚みのあるスリッパを、専用ラックに置いておくことです。
専用品を用意することで、お客様をお出迎えしているという姿勢をアピールする狙いもあります。
バルコニーやベランダ用にも用意しておくと、なおよいでしょう。
もちろん、玄関にはその他のプライベートな靴や、サンダルは収納して、スッキリ感を演出しましょうね。
4.ホテルライクな厚手のタオル
トイレ、洗面室、浴室に、使い古してすり切れたタオルを置いていないでしょうか。
それもどこかの粗品でもらったような、薄いベージュや薄水色の、タオルというよりも手ぬぐいと言った方が良いようなものを。
お客様は特に水回りを見るのですが、清潔感の有る無しが、しっかりとタオルにも表われています。
特に昨今は衛生観念が高まってきていますので、この機会に全て新しいものに交換した方が良いでしょう。
普段使わなくても、用意しておいたものをその時だけ交換すればよいのです。
5.印象を大きく左右する、フレグランス
人は匂いによって、初めてあった人の印象を大きく左右してしまう傾向があるそうです。
詳しい調査結果があるわけではありませんが、これは住宅にも言えると私は考えています。
玄関がカビ臭かったり、リビングが食事後の匂いで満たされていたりすると、素直に言うと、いや~な気持になります。
案内前に換気をして匂いを消しておくことは前提としても、さらにそこに、爽やかな柑橘系のフレグランスを置いておくことをお勧めします。
強く甘い香りは、人によって逆効果となりますから、若干感じる程度が良いかと思います。
ドラッグストアで販売しているものは香りのきついものが多いので、雑貨店で販売している、見た目にもお洒落なものを選んだほうが良いでしょう。
《売却力セルフチェックの"すすめ"》
以上、今回は5つのポイントをご紹介させていただきました。
費用が全く掛かるわけではありませんが、2~3万円の投資が、簡単に数十倍に膨らんで返ってくるのが不動産の仲介取引です。
その他にも細かい点がありますので、続きは後日、記事を書いていこうと思います。
現在、不動産を売り出し中の売主様は、この機会に自分の物件がどのように販売されているのか、セルフチェックをしてみてください。
簡単チェック方法として、ご自身の物件がどのように販売されているか、不動産広告(チラシやインターネットサイト)を見てみることをお勧めします。
写真の写り映えはどうか、室内はどんな状態で撮影されているか、見やすい写真かどうか、一つずつチェックしてみましょう。
もしも、写真の移りが汚かったり、雑然としていたりすると、実際のご案内に繋がらないだけでなく、案内をしても良い結果にならないことは簡単に想像できます。
あくまでも販売をしているのは売主様ご自身ですから、まずは自分で不動産を磨こう、素敵にしようと思ってください。
その気持ちをしっかり応援してくれて、専門的なアドバイスをしてくれるのが、良い不動産担当者だと私は思います。
セルフホームステージングと同様に、ぜひ一度、不動産売却力のセルフチェックをしてみましょう。
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