福山市内の中古マンションは2020年から値下がり傾向

こんにちは。

不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。

 

数年前から、福山市内の中古マンションが高く売れているという話を、

皆様も聞いたことがあるかもしれませんね。

実際に私も営業の現場で、新築時の分譲価格に近いか、むしろ購入時よりも高い価格

売買するという事例に出会ったことがあります。

2010年前後に中古マンションで買った方は、さらに高額で売れたという方もいることでしょう。

マンションは預かる(媒介契約を結ぶ)とすぐに売れているという現象が起きていて、マンションプチバブル

のような様相を呈していました。

ところが最近は、以前よりも高額な取引ができなくなってきたように感じますし、すぐに売れる、

ということも少なくなってきたように思います。

そこで今回は福山市内で流通する中古マンションの現状を、価格の面から探っていきたいと思います。

 

早速、下の表をご覧ください。

こちらは2019年7月から2022年6月までの、福山市内で流通する中古マンションの価格を、表にまとめたものです。

単純な表となっていまして、四半期毎に新規で登録される中古マンションの販売価格を平均しています。

 

※主に、スマイミー、アットホーム、スーモに掲載されている販売価格を基としているため、成約価格の平均ではありません。

 

※単位:万円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貝と鳥のTVCMでおなじみのK社に代表されるような、リフォーム済みの買取再販価格は含めていないため、

一般消費者様が仲介で売却するときの価格の平均値です。

2020年4-6月期からは室内の専有面積での集計も行い、専有面積60㎡以上のものも計算をまとめてみました。

上の表では視覚的にわかりにくいため、グラフ化したものがこの下となります。

赤色の折れ線グラフが、福山市内全体の中古マンションの平均価格を表したもので、

青色の折れ線グラフが専有面積60㎡以上の価格推移を表しています。

このグラフの傾向を見ると、2020年から次第に価格が下がっているような傾向が読み取れますね。

2022年7~9月期の集計は10月に入った時点で行おうと思いますが、

これからまだ下がるのか、それとも反転して上がるのか、気になるところです。

 

流通価格が下がる要因としては、一般的に次の3つの要因が考えられるでしょう。

1.中古マンションの供給量が増えた(新規販売数が増えてきた)

2.中古マンションの需要が減った(新築マンションや戸建てにシフトしてきた)

3.マンション自体の老朽化が進んだ

上記1と2は需要と供給のバランスですから、供給量が増え、需要が減ってくれば、必然的に流通価格も押し下げられてしまいます。

そして3つ目の、マンションの老朽化ですが、これは前回のブログでも指摘した通り、

福山市内の分譲マンションは年々老朽化率が高まってきており、2030年には全体の37%が築30年以上の老朽化マンションになる予想です。

(※老朽化マンションの定義はないため、当社では便宜上築30年以上としています)

機会を見て、この3つの可能性について検証ができればと思いますので、今回のブログはひとまずここまでとさせていただきます。

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

 

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