不動産会社の選び方 ~ウェブサイト編~
投稿日:2022.10.13
こんにちは。
不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。
今回のテーマは、「ウェブサイトから見る、不動産会社の選び方」という内容です。
特に、県外にお住まいで、福山市内の住宅を相続した、もしくは入居者が高齢のため施設に入所して空き家になった、何もしていない遊休地があるが遠方のため放置している、という方にぜひ一度目を通していただきたいテーマです。
不動産売却を考えたとき、一社、もしくは数社に売却を依頼するようになるわけですが、実は福山市内だけでも不動産会社は400事業者以上あります。
お知り合いの方に不動産会社、もしくは不動産関係者の方がいらっしゃれば、適切なアドバイスをしていただけるかと思いますが、そうではない方がこの400社の中から選ぶことはなかなかハードルが高いことです。
さらに言うと、私のように不動産を事業としてやっている者でさえも、鹿児島県、福井県、奈良県など、縁戚関係や知人のいない県外不動産会社ともなると、正直どこに言うべきか、さっぱりわかりません。
県外在住者の方で、なおかつ知り合いも少ないとなると、依頼先を選定するのは非常に難易度が高いことが想像できます。
そこで、本記事では多くの方がスマートフォンやパソコンで目にするであろう、ウェブサイト(ホームページ)から、依頼する際の判断目安になるものを3つ、ピックアップしてご紹介させていただきます。
早速見ていきましょう。
1.ウェブサイトの「最終更新日」
ウェブサイトはある種、運営事業者の在り方を映す鏡と言えます。
不動産会社であれば新着の不動産情報であったり、ブログで不動産知識であったりを、ウェブサイトを活用して掲載している所が多いでしょう。
ところが、この更新日が何カ月も前(半年以上)にストップしている、下手をすると1年以上放置されているケースが意外と多いものです。
ウェブサイトとあわせて、SNS(Facebook、Twitter、Instagram等)がきちんと更新されているかも、確認してみましょう。
不動産は情報産業ですから、情報がこまめに発信されているかどうかによって、仕事への取り組み方、姿勢が見えてくるように思います。
2.物件情報の「写真」と「コメント」
これは端的に言うと、営業担当者の売却に取り組む姿勢を表すものとなります。
お客様からお問い合わせをいただけるような、物件の魅力を引き出す写真とコメントになっているのかどうか、しっかり確認してみましょう。
曇りや夕方の暗いときではなく、きちんと晴れた明るい日に写真が撮られているか、室内の写真は整理整頓されているかどうか、実際に見てみることをお勧めします。
せっかく素敵な住宅や土地であっても、写真が魅力的でなければ、問い合わせをしてみようと思いませんよね。
さらに、写真と一緒に、お勧めコメントも必ず掲載されているはずなので、同時に確認してみてください。
もしも、コメントがたった数行で、以下のようなキーワードしかない場合、要注意です。
「陽当たり良好」
「風通し良好」
「閑静な住宅街」
皆様も不動産広告でよく目にしたことがある単語ではないかと思いますが、これは悪く言うと、物件に対して何も考えていません。
さらに言うと、そもそも物件を見たことが無いスタッフが、撮影された写真だけで判断して掲載したものとも考えられます。
せっかく売主様から物件の魅力や住み心地を直接聞くことができるのですし、実際に現地で周辺環境を含めてよく観察できるのですから、そのことをアピールできるコメントを考えることも、不動産営業に託された使命だと、私は考えています。
写真については、過去記事でも詳しく触れていますので、そちらをチェックしてみてください。
過去記事「これは残念・・・物件の魅力を落とす、サゲ写真7選」
3.文章や数字の「誤字脱字」
3つ目にして基本原則に立ち返るようですが、先にも述べたとおり、ウェブサイトは事業者の姿を映す鏡です。
想像してみていただきたいのですが、もしも事務所にゴミが落ちていたり、埃がたまっていたりすると、当然掃除をしてきれいにしておくと思います。
ウェブサイトはデジタル上の会社であり事務所ですから、誤字脱字があれば当然、掃き掃除をするかのようにきちんと訂正されるべきでしょう。
意外と多いのが、土地面積や売買価格の数字間違いという、初歩的なケアレスミスです。
人間なので間違いがあるのは当然ですが、それを放置しているのを見ると、大切な資産である不動産をきちんと扱っていただけるのか、疑わしく思ってしまいますよね。
日本語としておかしくないか、明らかな数字の間違いがないか、気にして見てみて下さい。
おまけ.Googleマップのクチコミは参考になるのか
皆様も飲食店や美容室などを探そうと思ったときに、Googleマップで検索をした経験があると思います。
その時に、「クチコミ」を参考にした、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
「クチコミ」は5段階評価ですが、個人的な意見ですが、悪い評価ほどコメントされやすいものだと思っています。
人は普通の経験をしても他人と共有しようと思わない性質ですから、非常に素晴らしかったか、酷かったかの両極端になりやすいものです。
そのため、クチコミ評価が低いからこの不動産会社は良くない、とすぐに判断できるものではないので、ここは慎重になった方が良いかもしれません。
しかし、クチコミ件数が多い企業は、それだけクチコミをお願いできるお客様がたくさんいるということですので、お客様の集客力が高いとみても間違いはないでしょう。
「集客力が高い=販売機会が多い」つまり、不動産の早期売却や高額売却に繋がりやすい、ということとなります。
そういう観点から、一つの参考にしても良いのと思います。
(とはいえ、あまりにたくさんの低評価があれば、そういう会社だとも言えるかもしれませんが・・・)
この記事まとめ
以上、3選(プラスおまけ)ですが、あくまでも目安としてお考え下さい。
どのケースでも当てはまるものではありませんし、逆に、ウェブサイト等が無くても非常に信用できる不動産会社ももちろんあります。
ただし、インターネット上で商品を売り買いするのが当たり前の世の中ですから、不動産業界においても、ウェブサイトの情報の質が相対的に高まっていることは間違いありません。
これから不動産売却をお考えの皆様は、依頼先を選ぶ時の一つの目安としてみてください。
今回はウェブサイト上での不動産会社の選び方を書きましたので、機会があれば別の視点での選び方も、ブログ化したいと思います。
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