【2022年版】福山市内中古住宅・成約平均日数
投稿日:2022.12.23
こんにちは。
不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。
当社ではお客様から、「中古住宅は売れにくいのではないですか?」という質問を良く受けます。
私自身はそんなことはないと思っているのですが、果たして実際のところはどうなのでしょうか。
本記事では福山市の過去1年間の中古住宅成約事例を集計し、販売開始から成約までの期間を調査しています。
集計データは2022年1月6日から12月20日までの、レインズ、スマイミー、アットホームに登録された事例を活用しました。
早速、下からご覧ください。
※1)リフォーム済み住宅(不動産会社の買取再販物件)や、収益物件のデータは除外しています。
※2)成約事例は各不動産会社が任意で登録しているため、不動産取引の全てを網羅しているわけではありません。
販売開始1カ月毎に、成約件数を縦棒グラフで表示しています。
集計の結果、1年間の合計成約件数は115件となりました。
そして、成約するまでの平均日数は、約205日(約6.83カ月)となりました。
ここで、前回調査した中古マンションの成約平均日数を取り上げてみます。
中古マンションの成約平均日数は約133日(約4.43カ月)であり、比較すると約2.4カ月、余計に時間がかかっていることとなります。
次の円グラフでは、中古マンションと中古住宅の経過期間毎の成約率を比較してみました。
中古マンションでは販売開始から6カ月以内で74%が成約している一方で、中古住宅は65%でした。
販売から9カ月経過することで76%の数字まで成約率が高まるのですが、全体的な傾向として、中古住宅の方が販売期間が長期化していることがわかります。
そして、中古マンションと比較して圧倒的に多いのが、13カ月以上(1年以上)経過する中古住宅の割合です。
全体の19%、おおむね5件に1件は販売開始から1年以上経過して成約していることとなります。
2年を超えるものは6件もありました。
成約に”7カ月”もかかるのは長い
以上の結果から私の個人的感想ですが、これほど時間がかかっているとは思っていなかったというのが素直なところです。
これでは「中古住宅は売れにくい」というイメージが広まっても不思議ではないでしょう。
なぜ期間が長期化するのか、と言うのは別記事にて取り上げようと思いますが、販売期間が長期化することで直接負担がかかるのは、売主様に他なりません。
空き家の場合、日常の維持管理が必要ですし、固定資産税も毎年かかります。
老朽化が著しい場合には固定資産税の軽減措置から除外される「特定空き家」に指定される場合もあります。
【特定空き家とは】
「特定空家等」とは、そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態又は著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空家等」のことを言います。
※広島県HPより引用(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/akiyataisaku/tokuteiakiya-hanntei.html)
政府は現在、この「特定空き家」の対象となる住宅を拡大する方向で検討に入っています。
先ほども述べた通り、成約に約7カ月も期間を要するのは非常に長いです。
私の不動産売却は3カ月以内での成約を目標にすることがほとんどのため、その倍もかかっていることとなります。
いつまでに売却をするのかという出口を決めることから始め、想定した期間でしっかりと売り切るのだという目的意識を持つことが大切です。
私と一緒に二人三脚で、安心、納得、満足な不動産売却を成功させましょう。
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