福山市内の中古マンションと中古戸建の流通価格を比較しました

こんにちは。

不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。

 

前回のブログで、福山市内の中古マンションが値下がり傾向であることを記事にしました。

過去記事はこちらからご参照ください。

一般的に「マンションの方が高く売れる」と、このようにお考えの方が多いため、今回は中古戸建(中古住宅)の流通価格がどのように推移しているのか、当社の過去データを基に推移を追ってみたいと思います。

集計方法は前回同様に、レインズ等の各インターネット情報に掲載されている不動産データを四半期毎に集計したものを使用しています。

それでは早速、中古戸建の集計データがこちらとなります。

今回のデータとしては1970年以降に建築された住宅を対象としていまして、マンションと同様にリフォーム済み住宅は除外しています。

そして、この表だけではわかりにくいため、グラフにして視覚化したものがこちらです。

2020年の4~9月にかけて落ち込みが見られますが、そこからは次第に値上がりしている傾向に見えます。

ここで、前回の中古マンションのグラフを重ね合わせてみてみましょう。

赤線が中古マンション青線を中古戸建を表しております。

ご覧のように、中古マンションと中古戸建の価格差がだんだんと縮まり、2021年4~6月期からは中古戸建の方が高くなっている傾向にあります。

もちろん、中古戸建はタイミング的に非常に高額な不動産が売りに出るなどの要因で価格を押し上げることがありますので、一概に中古戸建は高く売れているということを表すグラフではありません。

以上の結果を踏まえた個人的な感想

正直に申し上げると、私の予想とは真逆でした。

従来はマンションは高く売れるというある種の定説のようなものがありましたので、このように中古戸建の方が高い価格で推移しているというのは意外でした。

しかし先ほども挙げたように、ある特殊な事情が価格を押し上げているということは十分に考えられます。

一方で、当たり前のように、「マンションだから高く、戸建だから安く」という常識を少し変えた方が良いかもしれないと思う、きっかけにはなったかなと感じます。

次回以降では、中古戸建の建築年数や間取などからも、より詳細なデータを基として、福山市の中古戸建流通の実態に迫ってみようかと思います。

 

 



 

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本記事のような、これまでに蓄積された当社独自の不動産データを基とした査定システムを強みとしております。

また、不動産を通じた人間愛を実践するため、このような思いで事業をしております。

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